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2007年12月 2日 (日)

散髪

友よ、

今日は散髪に行ってきた。

僕はこの数年、普通の理髪店や美容院には行っていない。ここで言う「普通の」ところとはシャンプーや髭剃りや肩・首のマッサージなどサービスもしてくれて、料金にして3,000円以上し、時間も1時間くらいかけて念入りにいろいろしてくれるところ。昔行ってたところは耳かきまでしてくれた。僕が今行ってるのはカットのみで、シャンプーなどは付いて無く、時間にしたら10分から15分で終わるところ。パーマをあてたり髪を染めたりしない自分にはカットだけで十分だし、散発の後にフィットネスクラブに行って汗をかき、その後シャワーを浴びたのでシャンプーの必要もない。

このような店舗はチェーン店も含めて最近増えてきており、だいたい料金は1,000~1,500円くらいが相場。わずか10年程前から広まったビジネス・スタイルである。忙しいビジネスマンや髭剃りなど不要な子供、そして親子連れなどの層を中心に広まっている。

実はこのビジネス・モデルのヒントは、1970年代に大前研一さんが書かれた『企業参謀』(講談社文庫)の中で既に紹介されていた。それから約20年、10分カットの店「QBハウス」が誕生するまで誰も実現することなく温められていたわけである。

きっとそこに至るまでには、規制とか商習慣とか顧客側の既成概念とかいろいろな障壁・障害があったのだと思う。そういったものを乗り越えて、新しいビジネス・モデルを打ち出し成功したリーダーには本当に頭が下がる。「クロネコヤマトの宅急便」で成功した故・小倉昌男さんもまさにそのひとり。今でこそ宅急便なんて当たり前になってるけど、最初は規制とか郵政事業の独占、あるいは顧客側の既成概念などの壁にぶち当たりかなり苦労された。その経緯は著書の『経営学』(日経BP)に詳しい。

一般的に会社を見渡してみると、部長クラスなどある程度のポジションになってしまうと、定年まであと数年平和に生きていけばいいやということで、これまでのビジネス・スタイルを変えていこうとか新しいことにチャレンジしようとか、そのようなリスクを取るようなことはしない方が多いように見受ける。これまでの商慣習を打ち破って、より多くの利益や競争優位性を打ち出していかなくてはいけないご時勢なのに、「規制があるから」とか「そういった事例がないから」などどできない理由を並べるのが上手くて結局何も手を打たずに日々を過ごしていく。

それだけ高い給料をもらっているのだから、誰がやっても同じ結果になるような無難な事だけしていてはいけないと思うのだが、自信がないのか失敗したときのリスクを考えるとそう簡単に行動できないのだろう。しかし今の世の中、わずか3~4年でも随分環境が変わるので、そのような考えの方は時代に取り残されて不要になるか、その前に組織がそして会社が堕ちていくかのどちらかだろう。会社としては、そのような「何もしない」エグゼクティブに高い給料だけ払って、それで会社を駄目にされてしまう前に気づくべきでしょう。どう思う?

日曜の夜なのに真面目で硬いことを書いてしまった。ついさっきまで野球の韓国戦を観てたのに。実は勝利に興奮して、妙に頭が冴えてしまっているんだ。すぐ眠れそうにないな。

明日からまた頑張ろう。

では、また。

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